ぼくだけがセックスできない家【FANZA限定特典付き】【紅村かる】

なぜ同級生2人は優斗君と下の名前で呼ばないのか？

2年A組の城戸優斗君と藍沢と本田は優斗君の家に来ている
グループ課題研究をまとめるためで今出来上がったところ
その後はリビングで3人でゲームを楽しむ
弟の壮真と兄の樹が帰って来る優斗君は次男
優斗君を置いて4人でゲームする
壮真と藍沢 樹と本田がゲーム中に愛撫していい感じになる
それぞれ壮真と樹の部屋に行って盛る
次男の優斗君は真ん中の部屋でオナニーする
翌日グループ課題発表
本田は優斗君の兄を下の名前で呼ぶが優斗君は城戸君のまま
城戸3兄弟は全員城戸君だから下の名前で呼ばないと変
城戸君の家は優斗君だけハブられて4人のヤリ部屋になっている
藍沢も家の脱衣所で会った時に優斗君を下の名前で呼ばない
平日に4人はプールに行く夜に城戸君の家に来る本田はずっと城戸君呼び
リビングで相手を交換して盛る4人の様子を優斗君に覗かれる
学校で優斗君はそのことを本田に話す
本田からは優斗君は眼中にないと取れることを言われる
相変わらず城戸君と下の名前で呼ばない本田
そのくせ長男と3男の下の名前は言う
優斗君は家を出る転校して一人暮らしを始める
隣はカップルがいる様子

だが優斗君いまいる場所が自分の家だ隣は自分の家じゃない
4人で盛って自分をハブった薄情な奴等がいる家じゃない
あの忌々しい糞共が屯する家じゃない
転校で新しい出会いを見つけるんだ自分だけの女を見つけるんだ
そして自分の幸せな家庭を築いて兄弟を見返すんだ
自分の家庭に絶対に兄弟を来させるな
年を取り惨めになって行く兄弟を尻目に
自分の幸せな家庭を守り抜くんだ
一生冷ややかに兄弟を突き放して行くんだ
優斗君は優斗君の幸せを見つけるんだ
兄弟から邪魔されない幸せを見つけるんだ
泣くな優斗君泣いている暇はない
立ち上がって前方を睨みつけ自分の幸せを探して歩いて行くんだ

この後どうなったかを全く勝手に考えてみる
長男が免許を取り車を買って4人でドライブに出かける
交通事故で4人は即死
優斗君は家に戻り兄弟の部屋を片付ける
形見さえ残さず全て断捨離する
どちらも物置にして鍵をかける
優斗君は大学で彼女を見つけ結婚し堅実な家庭を築いて行く
兄弟の写真を仏壇に置いて線香を立てる
天国でも4人で仲良くやっているのかなと呟く
娘からパパ行ってらっしゃいと送られる
優斗君は妻から愛妻弁当を貰い出勤して行く

ちょっとよくわからない作品だった

女性側の心理描写がよくわからないまま終わってしまった。

主人公とそれなりに仲が良かったのに、後から出てきた他の男にアプローチされたからそっちとくっつく…というのは理解できるけど、女性側がちょっと勢いに流されすぎに思える。

尺の都合もあるのだろうけれど、会ったばかりでゲームで盛り上がった勢いでそのままHするってただの尻軽では…？

その後に主人公と会ってギクシャクするのならともかく、いきなり「付き合うことにした～」となるからそんなのめり込めない。主人公が蚊帳の外というよりは、もともと同じ舞台に居ない。それはBSSとは違う気もするし。

とはいえ、貴重な属性を満たしている作品でもあり、ほかのレビューのようにハマる人には大ホームランな作品ともなるのも理解できるので、買って損はないと思う。

心がぶっ壊れるかと思った

ネタバレをがっつり含みます。

まず、この作品はNTRでは無いです。作者曰くBSS(僕が先に好きだった)というジャンルらしいです。
ストーリーの展開をざっくり言うと、本編とその後のストーリーに分かれています。
本編では、冴えない主人公がクラスメイト2人が課題研究作成のため主人公宅に来ます。そしてゲームを3人で楽しく遊んでいると兄弟2人が帰宅してきて、クラスメイト2人が兄弟それぞれに惹かれていき主人公放置、その日のうちにし交尾まで至ります。そして主人公は自室でそれぞれの音を聞いて自分で慰めつつ絶望してしまう。その後もイチャイチャを見せられつつ絶望も重ねていく、
という感じです。
一見すると主人公可哀想となるのですが、あくまで陰キャ主人公視点でそんな雰囲気に見えるだけで、兄弟視点に変えてみるとあれ？何も行動していない主人公の方が問題あるんじゃない？と思いました。
というのも、私は心をぶん殴られたので数回しか読めていないのですが、兄弟は悪い顔(主人公目線)しかしておらず直接主人公を貶める発言はしていません、また、主人公は一人暮らしを始めるのですがその時両親に兄弟が後押しをしてくれています。この物語はあくまで陰キャ主人公視点で進んでいくため『きっとこう思われているんだ』と悪い方向に物事を見ている主人公のためNTRっぽい感じなんだと思います。
と言うかこんな感じに思わないと心がぶっ壊れるかと思いました。マジでリアルに眠れなくなりましたし。

そしてクラスメイト二人、明るい方のクラスメイトは貞操概念低い感じでワンチャンいけそうな雰囲気でえっちな印象なんですが、もう一人がやばいです。
一見清純そうなのに裏で唯一主人公を貶める発言をアフターストーリーでしちゃってます、明る方は主人公を励ますようなことを本編でしているため、この清純クラスメイトは髪と同じ性格の暗さを持っています。しかもおそらく主人公が本編のあとで転校までし結局兄弟と破局しているため『おいおい』って感じです。

以上感想なのですが、かなり自己解釈を挟んでいます。じゃないと心がぶっ壊れるかと思いました。こちら決しておすすめとは大声で言えませんが、画力が高く考えさせられるストーリーとなっているため是非購入しても良いと思います、そして同じ気持ちになれると幸いです。

うーむ。入り込めなかった。

紅村先生作品全て既読でしたが、今回の作品は入り込めませんでした。先生もコメントで入り込め無い人がいるかもとの事でした。NTRではないです。読後感は良くなかったけど、先生の新境地作品なんでしょうね。消しは黒ノリ。ワニより濃いので、その点も評価低くしました。毛は無いです。続編の日焼けがエロさを増しています。どちらかと言うと、遅筆な先生なので、次回作品まだ先だと思う。楽しみにしてますので、頑張ってください。

読者は数ページでどこまでヒロインを好きになれるか

巻末コメントにて、NTRではないBSSジャンルとして、読者の好きなキャラが嫌いなキャラになびくのが嫌の気持ちを重視して作ったらしい。
しかし、その読者からしたら好き嫌いの判断もできないままにテンプレ真面目系とギャル系キャラがさっさと抱かれてしまい、そこで最早ただのエロ漫画のキャラにしか見えなくなった。
男主人公かつ、その苦悩を描くNTRBSS作品は、こういった読者と主人公のズレが起こりがちで、この作品でもそれに対する工夫がなかった。

エロシーン自体は丁寧な作画で実用性はある。